約 1,864,233 件
https://w.atwiki.jp/aohitolov4/pages/100.html
ナラシンハ 種族 神族 ジョブ アタッカー セフィラ エソド タイプ ワーライオン HP 400 ATK 50 DEF 50 PSY 50 コスト 30 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 獅子聖王 称号 不明 怒りに任せて殺した。情動に任せて破壊した。 しかしそれで晴れる心はなく、守り得た者もみな怯えた目で彼を見つめた。 だがそれでいい。民の為、守るべき者の為に怒り、戦う。 敵は悪であり、悪を滅することが自身の全て――黒き師子王はそう思っていた。 そんな彼の背を優しく包む者がいた。 その者は紅き隻眼を宿し、その燃える瞳を真っ直ぐ向けて告げた。 「もう、許すべきだ」と。 それは叶わぬ。敵を許すわけにはいかぬ――師子王を首を振った。 敵は妻を、子を、友を、闇の底へと落としめた。 ならば自身も同じ闇へと落ち、闇の底に巣くう敵を滅するのみ――しかし、若者は告げた。 「許すのは、あなた自身のことだ」 全てを守ろうとし、全てを守り切れなかった自分自身を許して欲しい。 もっと自分の為に生きて欲しい――そう若者は涙した。 全身の力が抜けた。張りつめたものが抜け出ていくように膝を付き、大きな体を屈ませた。 師子王の目には、久方ぶりの涙が浮かんでいた。 そしてその涙に押し流されるように、体から黒い怒りが消え去り、 彼は再び『獅子聖王ナラシンハ』の姿を取り戻していた――。 * * * * ナラシンハは、光り輝く異界の街を見下ろした。 「亡き妻よ、子よ、民たちよ、私は立とう。そして誓おう。 真の王として、牙なき者たちのために吠えんことを―― だが今は、私事たるこの戦いを見守って欲しい」 彼は来た。自らの意志でここに立った。 このように自身の思いのみに従い、誰が為でもない戦いに臨むのは初めてのことかもしれない。 事実、“あの者”ももはやそれを望んでいないのかもしれない――。 だが、それでも良かった。 それが彼の今の思いであり、あの日の“あの者”の言葉通り、 全てを投げ打ってでもそうしたいと思える自分を、信じることが出来ているのだから。 「今度は、私が救う番だ」 ナラシンハは眩い聖王の輝きを発すると、強く月に吠えた。 身長 2.2[meter] 体重 160[kg] パンチ力 思いの強さが全てを砕く 生息域 救うべき魂のあるところ 武器 自身の思い 怖いもの 「自分自身」であることを知った イラストレーター 仙田 聡 CV. 武虎
https://w.atwiki.jp/aohitolov4/pages/185.html
ヤクシニー 種族 海種 ジョブ ディフェンダー タイプ アスラ HP 300 ATK 10 DEF 10 PSY 30 コスト 10 召喚 DEFウィーク 武装 なし 血晶武装 なし 称号 不明 私は戦った。 戦って、戦って、戦い続けた。 力なきものの血が、ただの一滴も流れぬように。 死に涙するものが、ただの一人もいなくなるように。 だがそれは、称賛を受けて然る戦士たちの如き、高潔な意志によるものではない。 そうすることで――私自身が救われたかったのだ。 誰かが受ける傷も、誰かが流す涙も、全て自分で背負うことで、私は許されたかったのだ。 そうしていつか倒れたならば、自らの罪を幾ばくかはそそぐことができるやもしれぬ―― そんな身勝手な想いに付き動かされていたにすぎなかった。 そんな時、あの“赤き瞳の王”に出会った。 あの者は、人の身に負うにはあまりに重すぎる業を背負いながらも、 決してその罪から目を背けることなく、信念を貫き通した。 そしてその者の隣に立ち、幾多の戦場を共に戦う内に、思うようになったのだ―― 私も、そうありたい、と。 贖罪のために剣を振るうのではなく、自身の望みと共に過去を受け止め、猛々しく戦いたいと――。 だから今、私は私の心のままに、為すべき戦いをしよう。 「――そうだ、私は人を喰らう鬼神……分別などは無いと思え! 私の前で未来を託す子らに非道を為すならば―― このヤクシニー、神であろうと喰ろうてやろう!」 身長 1.71[meter] 体重 56[kg] 過去 鬼神の一柱 象徴 豊穣 守りたいもの 子供たち 最近好きなもの ソーダ水 イラストレーター kera CV. 野引香里
https://w.atwiki.jp/aohitolov4/pages/106.html
ゲブ 種族 神族 ジョブ アタッカー セフィラ ティフ タイプ ヘリオポリス HP 300 ATK 10 DEF 5 PSY 30 コスト 10 召喚 ツインセフィサポートP 武装 なし 血晶武装 なし 称号 聖刻のヘリオポリス 「……んなっ!? また増えただと……何が起きているというのだ!?」 ここ最近、極東方面より感じる不自然かつ爆発的な霊力の高まり…… これは土着の神々とは違う……明らかに、異質な力がどこぞより“湧いて”きておる……!! 「……やはり、“そう”いうことなのか……?」 詳細はわからぬが、しかし恐らくこれは――いや、間違いない。 これは、ここではない“別世界”からの“侵・略・行・為”!! むぅ……今はまだ極東の地だけで済んでいるようだが、 いずれは我々の領域「ヘリオポリス」をも脅すかもしれぬ。 そうであれば、急ぎ対策を立てなければならぬというのに―― 「ぬぅぅぅぅぅ、ラー様は――まだ戻られぬのかあああ!!!」 ラー様め……ワタシが妻とあれやこれやで揉めた挙句、落ち込んで温かな大地に引きこもり、 繊細な心を癒している間に居なくなってしまわれるとは…… この置手紙、『ちょっとレムギア行ってくる。あとは頼んだゲブ~』とはどういう意味なのだ!? 『レムギア』ってなんだ!? しかもワタシの名前が何か変わったキャラの口調みたいに使われとるし……。 まずい……まずいぞ。このままでは……。 「このワタシが戦いの最前線に立たされてしまう! なぁぁんと面倒なあああ!!」 ……仕方がない、背に腹は代えられぬ。 無礼ではあるが、ラー様を無理やりにでも呼び戻してまおう。 「おい、誰かおらんか! ラー様を召喚するぞ! 誰ぞ手を貸せい!!」 …… ………… ………………なぜ、誰も返事をせん。 弱ったな、ワタシひとりで最高神なんぞ呼び出せるはずもなし……。 「おーい! オシリス―! イシスー! セトー! ネフティスちゃ~ん!」 ………………どうした? 誰もおらのか?? ははは、そんなわけ――何だ、もう一通置き手紙が…… えぇと『ラー様を追って、オシリス様以下ほとんどの者でレムギアに行ってきます。 ゲブ様は引きこもりっぱなしだし、お心が弱いのできっと役に立たないと思い声を掛けませんでした。 暇でしたらネクベトちゃんのお花に毎日お水あげて下さいね――ヴァジェトより』 へ、へぇ~そうなんだ~。みんなで『レムギア』にねぇ――って、こんのヴァジェトめ! いったいワタシを何だと……ん? んんん!? ということは…… おい……おいおいおい、まさか、今ここにはワタシしかおらんのか??? ちょ、ちょっと待て……ワタシだけで謎の軍勢の侵略に対抗しろと!!?? 無理無理無理!! 面倒とか面倒じゃないとかそれ以前に、戦力的にふっつうに無理イイイイイ! 「おっほぉぉぉぉい! 誰かああ! 誰でもいい! バステトとか、セベクでもいいから、誰かおらんの――」 「ヴモォ~~」 「おお!! メンフィス、お前がおったか!! 良かった! お前のような牛でも、おれば――なるほど……牛な。戦力……うん、牛か、うんううん」 …… ………… ……………… 「誰かああああ!! 早く戻ってきてええええ!!」 ~『ゲブ神の一番長い日』より~ 身長 3.2[meter] 体重 190[kg] 最高速度 できればずっと大地に座っていたい 司るもの 大地 好きなこと 大地で昼寝 妻 ヌート(別居中) イラストレーター 旗助
https://w.atwiki.jp/aohitolov4/pages/55.html
タイラント 種族 人獣 ジョブ アタッカー タイプ キマイラ HP 550 ATK 90 DEF 110 PSY 70 コスト 60 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 アクセルアップA 称号 不明 現在時刻はAM7時35分、我々MNN取材班は、『大共鳴』後、 ここ奥多摩で頻繁に目撃されるという巨大生物の調査にやってきました。 現地の状況をご覧ください、この暗闇。 1m先も見えず、ライトの光すら数mで吸収されてしまいます。 いったいこの奥多摩で何が起こっているのでしょうか…… 繰り返しますが現在時刻はAM7時台、早朝です。なのにこの暗さ、一筋の陽光も差していません。 先程まで、我々の目の前には奥多摩の豊かな自然が広がっていました。 そこに突然影が差したと思いきや、地面が大きく跳ね、気づくとあたりはこのような状況に―― ぅおっと!……失礼、このように、地面は非常にぬかるんでおり、熱帯雨林の湿地帯を思わせます。 粘液……のようなものでしょうか、ブヨブヨとしたそれらがあちこちに広がっており、 足を取られ非常に歩きにくく、加えてこの異臭…… ここは本当に日本であるのかと疑いたくなる様子です。 当然ながら、上空に我々をここまで運んでくれた報道ヘリの姿も見えません。 異次元というものがあるのならば、きっとこのような所なのではないのかと―― あ!! 見てください、ライト! ほらライト当てて! あそこです! たくさんの残骸が、あれは、我が社のヘリコプターのようですね…… ところどころ溶解して、塗装がはげかけています……生存者は――あ、ライト消さないで!! …………とうとう、私が最後の一人になってしまったようです。 皆さん、現在この辺りは非常に危険です。決して近づかないでください。 この放送が、皆さん元へ届いていることを祈ります――生きて帰れたら、また会いましょう。 以上、異界と化した奥多摩より、青田がお送りしました。 ~奥多摩山中で発見された「巨糞」の中から見つかったレコーダーより~ 全長 60[meter] 重量 520[t] 最近の狩場 奥多摩山中 最近のお気に入りの捕食対象 「鉄の鳥」 「鉄の鳥」の好きなところ 姿を見せると増えて寄ってくる 「鉄の鳥」の感想 外身は不味いが中身は美味い イラストレーター Kotakan
https://w.atwiki.jp/aohitolov4/pages/165.html
沙悟浄 種族 海種 ジョブ アタッカー タイプ 西遊将 HP 400 ATK 50 DEF 50 PSY 50 コスト 30 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 月牙降妖杖 称号 三紅仙 あ~あ……なーんか面倒くさいことになっちゃったなぁ。 ここどこだろ? あの赤い目の人突然いなくなっちゃうし、 変なとこ飛ばされちゃうし……。 せっかくいー感じのところにシューショクできたと思ったのに、 まーたお仕事なくなっちゃったよぉ。 どーしよっかなぁ……いっそのこと三蔵のお師匠様んところに戻って―― いや、いやいやいや! ないないない! それだけはない!! 落ち着けあたし!! あの人のところに戻るくらいなら、 路頭に迷って『河童っぽいあたしの河童ショー』とかやった方が100万倍マシだって!! ……とはいえ、いつかお師匠様に見つかったり兄貴たちと再会しちゃったときに、 あたしが『西遊記』サボってな~んにもしてなかったってバレたら、 一体どんな目に遭っちゃうんだろう……う~わわ、考えたくないなぁ……。 はあああああああ……仕方ない! 面倒くさいけど、果てしなく、とんでもなく面倒くさいけど、 フリだけでも天竺目指しとこっかな!! ……あ、でも、万が一あの人らよりも先に天竺に着いちゃったりしたら、 あたしが一番えらーい! ってなるんだよね。 「『西遊記』のヒーローは沙悟浄ちゃんだったのでした!」って…… それ――案外悪くないかも!! ……あ、でもそしたら、今までみんなでした冒険も、尾ひれとか背びれとかがパタパタついて、 全部あたしがやったことになってえらいね~って言われちゃうのかなぁ…… それはなんか悪い気がするなぁ……でも――ま、いっか!! 適当に同じようなことやっとけば問題ないよね! よ~し、そうと決まれば出発だぁ!! となると、一人旅は全部自分でやんなきゃだから面倒くさいし、 妖怪のあたしがありがたーい教えを目指して旅してるのってやっぱなんか変だよね~、 ってことで、ここはやっぱしあたしをびしっと導いてくれるお師匠様的なのが必要だよね!! うーん、いー感じに強くて楽させてくれそうで、 暇なときとかにあたしと楽しく遊んでくれそうな人間はぁ……って、あはは、 そんなの都合良く近くにいるわけ――うおおおおおおお、いたよ! ビビッときたよ! 嘘でしょ!? やっぱぐんばつに良い沙悟浄さんの普段の行いのおかげかあ!? へいっ! へいへーい!! そこのイカした赤いオーラのニンゲーン! そうそう、そこのあんた! あんたさぁ、あたしのお師匠様やんない? ん? 大丈夫大丈夫! こわくないよ~! ちょろーっといっしょに天竺とか行くだけだからさ! ね? んも~、心配いらないってぇ~。雰囲気重視! それっぽい感じ出しといてもらえればいいからさ! あとはあたしがテキトーに『西遊記』っぽくしとくから! 名付けて『沙悟浄ちゃん西遊記乗っ取り大作戦』……長いか。 んじゃ、『さごゆーき作戦』発動ってことで、はい、決まり! んじゃ、あんたに付いてくよ! あたしぃ、こー見えて結構いい仕事するよ!! ~『東京西遊記』より~ 身長 1.5[meter] 体重 軽い ノリ 軽い おつむ 軽い 望むもの 安定した楽な職場 苦手なもの 三蔵 イラストレーター 創-taro CV. 慶長佑香
https://w.atwiki.jp/aohitolov4/pages/169.html
オオモノヌシ 種族 海種 ジョブ アタッカー タイプ ヤオヨロズ HP 500 ATK 100 DEF 80 PSY 70 コスト 50 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 大物主大神 称号 朱き神事の編纂者 ――くっ、ワシともあろうものがこれ程までに手こずるとは…… それに、この遣り様のなんともな歯痒さよ。まったくもってワシに向いておらぬ。 やはりあやつに手はずを任せたのは失敗であったか……。 ……だが、今はそうも言ってはおれぬ。 疾く見極めねばならぬは『英血の器』――この正体よ。 奴らは果たして紅き力の正しき担い手であるものか。 あの力の在り様は、“あの者ら”によう似ておる。 だが、それと異なる様相も少なくはない―― ひとことで語るならば、『器』は『紅蓮の王』と比ぶるに、遥かに“脆い”。 これの意味するところと、奴らを取り巻く渦の意味――その全ての意が重なるより前―― 『器』どもが紅き力により引き合う前に紐解き、なんとしても片をつけねばならぬのだ。 その為にも、いち早く守護すべき『器』を手元に置いたというに、 こうも上手くいかぬとは……。 更に存外であったのは神力の問題よな……。 レムギアとは違い、我が発祥のこの地なれば如何様にでもなると思うておったが、 清涼たる山々は消え冷たき石造りの建物が並び立つ。 こうも自然神たる我らが霊相と相合わぬ世に変わっておるなどと…… ワシが留守の間、「八百万」どもはいったい何をしておったのだ…… いや、ともすればこれすらも“彼奴ら”めの仕業と考えるべきか――。 「………」 ――しかし、しかしよ。それにしても苛立たしいのは……あの子猿よ。 このワシが“ここまで”してやっておるのだぞ? 何故にワシの言うことを聞かぬ……。 「……チぃ……」 『器』というだけあって、まさか“あやつ”の無様な魂まで宿っておるのではあるまいな……? 姿形もどこぞよう似ておるし……。 「……コーチぃ!」 むぅ……仮にそうだと思うとだんだんと腹が立ってきおった。 そもそもからして“あやつ”は生意気であったからな。 生まれ落ちたその時にワシから『クシヒコ』という立派な名をもらい、 我が息子さながらの厚遇を受けておきながら、なぁ~にが『すきぴ……。 「三輪コーチぃ!」 「……何だ五月蠅い!!」 「ひっ!?」 「ワシは今忙しいのだ! 今日の練習メニューであればそこに積んである! 勝手に持って行けい!」 くぅっ、忌々しい……クニの奴め、もう少しマシな遣り様は無かったのか!? ~『紅編日本書記』より~ 身長 1.77[meter] 体重 65[kg] 半身 オオクニヌシ この世界での所属 日々河学園高校 この世界での立場 ネオトライアスロン部 外部コーチ この世界での名前 三輪辰彦 イラストレーター Tomatika CV. 小野大輔
https://w.atwiki.jp/aohitolov4/pages/101.html
メタトロン 種族 神族 ジョブ ディフェンダー タイプ エンジェル HP 650 ATK 110 DEF 110 PSY 90 コスト 80 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 ラハット・ネツィーブ 称号 翼持つ者達の導 紅き光に包まれて目を覚ました『契約の天使』は、 不可解な面持ちでかすかに赤光の残る自らの掌を見つめた。 「あれ程のことがありながら……本当に、我の力を欲するとはな」 かつて、天使は罪を犯した。 人が『神族』への信仰を無くし、神が神である意義を失った世界で、 天使は再び神の寄る辺を取り戻さんと『絶対神』を作り出そうとした。 その名を無機の王――『ノーライフキング』。 それは、意思無き死者に『混沌』を宿せし新たなる絶対秩序となるはずだった。 しかし、その計画は『紅蓮の王』により挫かれた。 『紅蓮の王』によりアルカナへと封じられた滅びの夢の中で、天使は自らの過ちを知った。 無垢なる混沌は完璧な秩序になり得る、そう思っていた。 しかし、その先にあったのは永遠の虚無でしかなかった。 天使は夢の中で<悪夢の女王>に導かれ、滅びの未来とそれに抗する術を人の王に伝え、 夢の世界に君臨する無機の王と共に滅んだ――はずだった。 「“絶対死は本当の消滅ではない”―― 自ら発した言葉ではあるが、自身がこうして体現することになろうとはな……」 天使は自嘲の笑みを浮かべ、周囲を見渡した。どうやらそこは巨大な地下空洞であるらしい。 しかしそこに暗闇はなく、空洞の中央で燦然と輝きを発する結晶体により、赤く染められていた。 天使は眩い赤光に目を細め血晶体を見つめる―― その中には、赤い光に飲み込まれながらもなお輝きを失なわぬ、 美しい“図形”が浮かび上がっていた。 「……運命を表す始原の樹……『アルカナセフィーロ』―― それがここに在るということは、この次元こそが『マルクトの境界』……」 暫くの間、目を奪われたかのようにじっとそれを見つめ続けた天使は、 おもむろに天を仰ぐと、何かを悟ったように呟いた。 「……今、我は運命の結末を知った。 恐ろしく、なんと罪深い運命であろうか……。我は罪を償わねばならぬ。 『紅蓮の王』よ、『アルド2世』よ、まずはその皮切りに、あの時―― 千の炎の雨の中でお前たちに作った借りを返させてもらうぞ」 天使の体が、薄青い銀光を発し始める。 「運命よ、我は確かに受け賜った。『第一のセフィラ』は我が守護せん―― 其に害為す者在らば、どのような者であろうと、この炎の柱で串刺すことを誓おう」 天使の言葉と共に、銀光が巨大な翼となってその巨体を飛翔せしめると、 天使は意を決したように結晶の中へと飛び込んでいった。 身長 世界の広さに等しく 体重 世界の重さに等しく 天使になる前 人間 異名の一つ 『神の代理人』 異名の数 72 兄弟 サンダルフォン イラストレーター 小城 崇志 CV. 北沢力
https://w.atwiki.jp/aohitolov4/pages/107.html
セルケト 種族 神族 ジョブ ディフェンダー セフィラ ティフ タイプ ヘリオポリス HP 300 ATK 5 DEF 5 PSY 30 コスト 10 召喚 サクリスピードP 武装 なし 血晶武装 なし 称号 聖刻のヘリオポリス 「ここにおったか――セルケトよ」 砂岩に覆われた王墓――その前に岩のように鎮座するそれは、巨大な「蠍」であった。 微動だにしないその外殻には熱風により運ばれた砂が分厚く積もり、 相当な時間そうしていたであろうことを窺わせた。 「“墓守”の勤め、実にご苦労。少々火急の用件があってな、ワタシと共に来てもらうぞ」 蠍はその巨体をゆっくりと動かし、その言葉に従う―― ということはなく、まんじりとも動き出す気配はない。 「……イシスの命でそうしておるのだろうが、それは一旦中断だ。ワタシと共に来るがよい」 「…………」 微動だにしない蠍―― 風に吹かれ、巨体に積もった砂がさらさらと零れ落ちる音だけが虚しく響く。 語る大地の神はやや苛立ちを滲ませながら続けた。 「……異界から“侵略”の兆しがある。ラー様をはじめ、神々がことごとく不在の今、 王墓の守りを任されておるお前とて戦力と考えねばならぬのだ。 ワタシの手駒として戦えることを光栄に思うことだ。さあ、早く来い」 しかし、やはり蠍は動かない。 「……むむ、強情な奴であるな。 イシスめ、もしや何かやましい物でもこやつに守らせているのか? どれ、少し中を見て――」 神が一歩踏み出した瞬間――ヒュゴウ―― と凄まじい風切り音を響かせながら、その巨大な尻尾が振るわれた。 毒液に濡れる尻尾が神の眼前数ミリを薙ぐ。 「お……おおおおおま――よもやワタシを知らぬのか!? ワタシはゲブ! なんだったらイシスより――」 ズドドドドドド!! 蠍の容赦ない尾の連撃に、辺り一面に砂塵が巻き上がる。 ゲブは老体にムチ打ち、上半身を必死にスウェーさせてそれを避けてみせる。 「げぶぅっ! ぜーぜー……はーはー……おぇ……死ぬかと……お、お前の忠義はわかった…… 今日のところはその忠義に免じて退いておいてやる……! ありがたく……思うがよい……。 ほ……本来ならば……お前を無理やりにでも従わせることがワタシならばでき―― お……おお……? なにやら視界がぐるぐると――よもや……毒? かすっていた……のか……」 「…………」 そのままパタリと倒れる神を前にしても、蠍は微塵も動くことはない。 そして、神へと積もりゆく砂埃を、神が大地のエネルギーを吸い目覚めるまでの数日間、 ただじっと見つめ続けたのだった。 ~『ゲブ神の一番長い日』より~ 全長 3.0[meter] 重量 2[t] 役割 聖域、王墓の守護 捕食対象 聖域、王墓に近づく者 主 イシス 主の命令 非常に忠実 イラストレーター タナカケルビン CV.
https://w.atwiki.jp/aohitolov4/pages/115.html
デンスケ 種族 神族 ジョブ アタッカー タイプ 護法童子 HP 300 ATK 5 DEF 10 PSY 30 コスト 10 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 なし アーツ 護法結跏陣 【フィールド】範囲内にいる自身と同じ種族の自ユニット全ての精神力を上げ、さらにHPを徐々に回復する。 称号 不明 カラコロ……カラコロコロ……。 ――ほら、そのようなものは捨ててしまいなさい。 あなたはこの家の頭首となるのだから。もっと立派なものを……。 「嫌だ。捨てない」 カラコロ……カラコロコロ……。 ――あれは“天才”だ。当代随一と言ってもいい。我らが『黒髪』を出し抜く好機だよ。 「あたしはそんなんじゃない」 カラコロ……カラコロカラ……。 ――よいか、護法童子は術者の傀儡、単なる道具に過ぎぬのだ。拘るでない。 お前は“使う側”の人間になったのだ。 「あたしが望んだんじゃない」 カラコロ……カラコロカラカラカラ。 ……カラン。 人形はひょんと飛び上がると、少女の頭にちょこんと座り、小さな手で頭を撫でた。 「デンスケ……優しいね。あんたはあたしを分かってくれてる―― そんじゃ、げーんきだしちゃおっかにゃん!」 そう言って勢いよく立ち上がった少女の目に映る暗闇の濃さは――。 身長 0.5[meter] 体重 6[kg] 好き ご主人 兄弟 たくさん 名付け親 ご主人 奉納 朱御山神社 イラストレーター moi
https://w.atwiki.jp/aohitolov4/pages/26.html
ロロ 種族 人獣 ジョブ アタッカー タイプ ブラウニー HP 300 ATK 10 DEF 10 PSY 30 コスト 10 召喚 マナヘイスト 武装 なし 血晶武装 なし 称号 ブラウニーズカムヒア! 「WAU WAU WA FUFOOO♪ WAU WA FUFOOO♪」 街の喧騒に紛れ、陽気な歌声が響きます。 ご機嫌な様子で繁華街に流れる“音楽”に合わせて体を揺らし、 ピョコピョコと大きな耳をパタつかせているのは、フワフワとした毛をはやした可愛らしい男の子。 しかし、道行く人たちはみなその姿が見えていないようで、その声に気付く人はだぁれもいません。 「ロロ、この世界の音楽好き! 楽しい!」 そう言って、トゲトゲの棍棒をぶんぶん振り回しながら踊り続ける男の子でしたが、 ふと何かを思い出したように立ち止まりました。 「そうだ。ロロ、『おーさま』との約束果たさなくちゃ。 えーと、みんなとのしゅーごー場所はぁ……」 男の子はポッケをごそごそとまさぐり―― 「ワワウ?」 ピョコンと耳が立ちました。そしてムズムズとした様子で体を震わせると、 「WAU!! あっちからも音楽聞こえる♪ WAFFOOOO♪♪♪」 ――と、いてもたってもいられない様子で、 来た方とはまた別の方向へと駆け出していってしまうのでした。 ~『伝説のブラウニーを探して』より~ 身長 1.23[meter] 体重 17.2[kg] 最近の趣味 音楽 好きなジャンル HIP HOP 最近の好物 ホットドッグ 難しい お買い物 イラストレーター 村山竜大 CV. 菅谷弥生